企業内の様々なシステムに点在しているデータを管理する際のひとつの選択肢にデータHUBがあります。
データHUBについてしっかり理解することで社内のデータの活用がうまくいきます。
データHUBって何?
データHUBとは、分離されたデータの統合と共有を可能にするものです。
分析やAI強化の最適なソリューションとして知られています。
独立したサイロへの接続を使用して組織全体のデータフローが効率化されます。
データHUBを導入するべき理由
データHUBで点在しているシステムを1箇所に集中させることで業務効率化などのメリットが得られそうな反面、1箇所に集約させることで情報漏えいのリスクなども高まってしまうのではないかと思う人も多いでしょう。
それなのになぜデータHUBを導入する企業が増えているのか解説していきます。
システム間インターフェースの管理の問題
その場しのぎでシステム開発をし続けたことで、システム間のインタフェースの数が多くなりすぎてしまい、管理しきれなくなるというのがよくあるケースです。
このまま放置しておくと、様々な問題が発生します。
例えば、データを整理せずにおいておくことでデータ分析の精度が落ちてしまったり、業務の効率が下がってしまうでしょう。
データHUBを導入することでこのような問題を解決できます。
DXを推進したい
DXを推進していきたいという理由でデータHUBを導入することも多いです。
DXとは「デジタルによりビジネスモデルや組織、業務プロセスなどを変革し、業績や顧客満足度を向上させること」をいいます。
データHUBを利用することでデータの入力や共有がしやすくなり、DXの推進に大きく貢献することができます。
非構造化データでデータ分析をしたい
システム内に蓄積されている非構造化データを活用するためにデータHUBを導入することもあります。
データHUBの導入によって非構造化データと企業内の構造化データの連結が進み、より精度の高い分析を行うことができます。
データHUBの得意な領域
・サイロ化されたデータを単一のインターフェースに統合したい場合
(例:業務システムやクラウドシステムなど、異なるコード・フォーマットの変換・統合)
・処理・データの高速化を求められる場合(例:DWH構築に向けた大量データの統合・蓄積)
・全てのデータの可視化・アクセス性を高めたい場合(例:構造化・非構造化データの統合と活用)
まとめ
データHUBの機能について解説してきました。
データHUBを導入することで高度な分析など様々なメリットが得られます。
マスタデータ管理やメタデータ管理の個別の機能だけでは、このような問題を解決できません。
このデータHUBの役割も果たしながらマスタデータを管理できるのがJ-MDMです。
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