データ連携

API連携についてメリットや実装手順まで詳しく解説!

APIという言葉は、エンジニアにはとても聞き馴染みのある言葉で、今の時代必要不可欠なものです。
しかし、エンジニアではない人たちからすると聞き馴染みも無い全くわからない単語だと思います。
この記事では、APIやAPI連携のメリットやデメリットまで解説していきます。

APIって何?

APIとは「Application Programming Interface」の頭文字を取ったものです。
わかりやすく説明するとソフトウェア同士がプログラムを共有するための接点です。

Aのプログラムに搭載されたシステムとBというソフトウェアに搭載されているプログラムを一緒に使いたいという状況でAPIは活躍します。
これまでは、このようなプログラムの共有はできず、2つのプログラムを実装したい場合は、新たにBのプログラムを開発しなくてはいけませでした。
この作業がAPIによって不要になりました。

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 API連携って何?

API連携とは、APIを活用したアプリケーション同士を連携させることをいいます。
API連携を用いることで、システムやサービスを0から開発する必要がなくなります。
そうすることで自社のサービスを簡単にアップグレードできます。
具体例をあげると配車サービスのUberは、いくつかのAPIを連携させています。
決済システムにはPayPalの決済代行APIや、地図にはGoogleの地図をAPI連携させることで、顧客により良いサービスを提供しています。

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API連携の仕組みとは?

API連携は、リクエストとレスポンスで成立しています。
リクエストは利用者側が行い、レスポンスは提供元が行います。
API連携のためにこのリクエストに対するレスポンスのルールを決めます。
利用する側は決められたルールに従ってコードを書きます。
この作業をすることでAPI連携を実現できます。

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API連携のメリットとは?

API連携とはどのようなものかわかっていただけましたでしょうか。
ここからは、API連携のメリットについて解説していきます。

商品・サービスの幅を広げられる

API連携することで他社の技術を利用することができます。
自社で新しく新機能やサービスを開発するためには、管理のコストや時間がかかります。
しかし、API連携を用いればコストや時間をかなり抑えることができます。
また、サービスの内容が充実すればするほど顧客の満足度が高まり、競合よりも優位になります。

開発コストを減らせる

ほとんどのAPIが無料で提供されています。
有償APIでも自社で1から開発するよりは、コストを確実に抑えることができます。

セキュリティ強化

セキュリティ対策機能の開発には、難しい技術や長い期間が必要です。
しかし、信頼性の高い既存のAPIのサービスを利用することで技術があまりなくてもセキュリティ対策をすることができます。
Google Cloudが提供している「Web Risk」というAPIを利用することで、100万件を超えるURLデータベースをもとにしてリスクのあるURLを検知することができます。
中小企業などで完成度の高いセキュリティ機能を開発するのは、お金や技術力的に難しいことが多いです。
API連携によって自社開発を行うよりも手軽にセキュリティを向上させることで、顧客に安心してサービスを利用していただくことができます。

データ連携を円滑に

公開されているAPIには、様々な種類があります。
これらを組み合わせることで、多様なサービスを生み出すことができます。
また、様々な既存のサービスとAPI連携することで、作業の効率化を図ることもできます。
例えば、GoogleとChatWorkでAPI連携を利用することで、Google Form で取ったアンケートの集計をチームに自動で共有できます。

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API連携のデメリットとは?

API連携をすることで、多くのメリットを得られますが、知っておかなければならないデメリットもあります。
ここからはデメリットについて解説していきます。

 提供先への依存

API連携は、提供元の仕様にサービスや機能が依存してしまいます。
提供元で仕様変更があった際にトラブルが生じてしまう可能性が高まります。
提供元のAPIに仕様変更があった時は、API連携したシステムに修正を加えなくてはいけません。
この修正に多大なコストと時間がかかってしまいます。
このようなトラブルを回避するために、機能面だけでなく以下に示す非機能面も考慮してAPIを選びましょう。

・API提供元がどれだけ信頼できるか

・メンテナンスの事前通知の有無やタイミング

・仕様変更の際のルール

・API提供が終了する可能性がないか

・料金体系

・テスト用APIの有無

サーバートラブルのリスクがある

APIは、提供元のサーバーを通して提供されています。
もし、提供元のサーバーに不具合が生じた場合、利用している側では対処できないというリスクが生じます。

例えば、多くの金融機関では、ワンタイムパスワードを認証するためのAPI連携をしていることが多いです。
この時、APIの提供元でサーバーの不具合が生じると、ワンタイムパスワードが作動しなくなってしまい、顧客がインターネットバンキングを利用できなくなります。
API連携を利用する場合は、このようなサーバートラブルのリスクをゼロにすることはできません。
このようなトラブルが発生した際に、どのような対応を取るかしっかり考えておきましょう。

非エンジニアの利用の難しさ

API連携は、自社で開発するよりもコストは低く抑えられて技術力も開発に比べると必要ありません。
しかし、非エンジニアがAPI連携を行うことは難しいです。

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 API連携でマスタデータ管理をもっと便利に

ここまでAPI連携について解説してきました。
このAPI連携をうまく利用することで、マスタデータ管理をさらに便利にすることができます。
マスタデータ管理は、企業の運営をしていく上で非常に重要となります。
「マスタ管理」について詳しくはこちらから。

API連携によって既存のシステムとマスタデータ管理ができるシステムを連携させることで、マスタデータ管理がより便利に、よりスムーズに進められます。
既存のシステムを廃止し、新しいシステムを導入することは、従業員の反感をかいかねません。
新しいシステムと既存のもののいいとこ取りをできるのが理想です。
それを実現するのがAPI連携であり、J-MDMというサービスです。
J-MDMは既存のシステムをAPI連携することでより便利なマスタデータ管理を実現します。

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 J-MDMについて

J-MDMでは、API連携を用いてより便利なマスタデータ管理を実現します。
J-MDMについてさらに詳しく解説していきます。

 J-MDMのソリューション

J-MDMは、以下の2点を軸にしています。

・複数システムに点在するマスタデータの一元管理

・不要なシステム間連携の排除、及びマスタメンテナンス業務の効率化

以上を踏まえ、J-MDMのソリューションは
「変化に迅速・低コストで対応できる高品質で柔軟なマスタ統合管理・システム連携基盤」です。

 J-MDMの強みと特徴

J-MDMの強みと特徴は以下の3つになります。

① 強力な内部統制基盤

・ 日本トップシェアのintra-martワークフロー基盤と完全連携し、申請・承認の証跡を残す
・ 職制に従い、マスタ管理部門×マスタ項目単位での入力制御を実現(入力可、参照のみ可、参照不可)
・ マスタデータ変更による、変更履歴を完全保持

② きめ細やかなマスタ業務機能群

・ 数多くのマスタ統合プロジェクトで培ったシステム化要件を集約・体系化したソリューション
・ 一時保存機能、一括登録・更新、コード採番管理、多言語対応、変更履歴照会 .etc

③ ローコード開発を実現

・ パッケージ標準機能(自由レイアウト機能)を用いることによりマスタ登録
・検索画面をローコードで開発することが可能
・ 項目名称・レイアウト変更だけでなく、項目追加、項目単位でのチェック(バリデーション)も対応可

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まとめ

API連携を行うことで、様々なことが可能になるということがわかっていただけたでしょうか?
しかし、API連携は便利ではありますが、提供元に依存してしまうというデメリットもあります。
このようなデメリットを避けるためには、提供元をしっかりと調べることやAPI連携について正しい理解が必要です。
マスタデータ管理のことでお困りだったり、J-MDMのことをもっと詳しく知りたいという方は、こちらからお問い合わせください。

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